2010年4月27日火曜日

黒子

ほくろが、多いんです。自分。

けれどその事実に気づいたのは中学2年のころ、
視力が落ちて初めてメガネを作ったときだった。
新しくできたメガネをかけて鏡をのぞいた瞬間、
「あれ、あたしほくろ多くね?」て。
それはちょっとだけ衝撃だった。

当時クラスに「ほくろ星人」ってあだ名の男子がいて、
その子は色白でほくろが多かった。で、みんな「ほくろ星人」て呼ぶもんだから
あたしも調子に乗ってそう呼んでた。ほくろ星人って。
だけど眼鏡をかけて「あたしも、ほくろ星人だ」って気づいた時の申し訳なさ。

それ以来、私は心の中では松田君の見方だった。

2010年4月18日日曜日

ムッシュームスカ

ムスカは良いと思う。

何が良いって、あのラピュタへの執着心。
我こそが王となるべき存在で、我こそが世界を統べるべき存在!
って、信じ込んでいて疑わない。

ある意味すごく自分に素直でしかも自分に貪欲だ。

私がムスカだったら、ラピュタなんて無くても軍の偉い地位に着けて
何不自由ない良い暮らしができているのならそれでいいじゃないと
現状に妥協してしまうに決まっている。

けどムスカは違うんだ。自分こそもっともっと偉くなりたい、特別になりたいと思ってて、
どこまでもどこまでも自分にハングリー。

そこがちょっと羨ましい。

自分に必要なのはムスカのハングリー精神である。と思う。
最近私は自分に対して腹が減らない。いや、腹はとても減ってるのに面倒くさがっている。
だから甘んじてぬくぬく過ごしていたがる。今日はいいや~と言って寝転がる。
現状に満足していないと言う矛盾を持ちつつも、その割りにめんどくさがってしまうんだ。
ちゃんとハングリーになれば血眼になってでも食べ物を探し回ることができるだろうに。

本当にムスカ基準になってしまってはリアルにはいかん。
だけど、ある程度自分にハングリーになって、向上心の炎をいつでも灯して
何か、息するだけで脂肪を燃焼するような気持ちで熱く生きてみたい。
自分に対してめんどくさがる、とかいうのは、もったいないことなんだから。