2010年4月27日火曜日

黒子

ほくろが、多いんです。自分。

けれどその事実に気づいたのは中学2年のころ、
視力が落ちて初めてメガネを作ったときだった。
新しくできたメガネをかけて鏡をのぞいた瞬間、
「あれ、あたしほくろ多くね?」て。
それはちょっとだけ衝撃だった。

当時クラスに「ほくろ星人」ってあだ名の男子がいて、
その子は色白でほくろが多かった。で、みんな「ほくろ星人」て呼ぶもんだから
あたしも調子に乗ってそう呼んでた。ほくろ星人って。
だけど眼鏡をかけて「あたしも、ほくろ星人だ」って気づいた時の申し訳なさ。

それ以来、私は心の中では松田君の見方だった。

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