クリスマスカード。描いた絵を印刷。
今回は飛び出るツリーにしてみました。
クリスマスに届くかなあ。
『人を好きになるのなんて、いつでも幻想だ。どんなに身近にいる人でも、
すでに死んでしまった人であっても、それは大して変わらないのだろう。
幻想のベースになる思い出が塗りかえられるかどうかの違いだけで。
真珠の核みたいなものである。どんな石ころでもいいから、これと思ったのを貝の中に取り込めば、
なんでも真珠になってしまうのだ。この核は違ったとか、あれの方がよかったとか、
最適な核を求めてあれこれともがくよりも、ご縁のあった人を大事にして、
幻想という分泌物で真珠に仕立ててあげればいい、というだけのような気がする。』
殺された自分の死体にお花を手向けに行くためだけに未来へ行った男の夢を見た。
未来を知ったんなら殺される前になんとかすればばいいのに、
そんなの無粋だと思ったのか。
でも、たぶん、死にたかったんだな。疲れた顔してたもの。
うちの犬はまだお手も覚えていない。
私が帰宅すると興奮して噛み付く。
まだトイレ以外の場所で粗相する。
そんな犬だけれど私はかわいく思っていて、
一緒に遊んでいるともっと傍に抱き寄せたくなって
微塵も身動きが取れぬほど思いっきりぎゅっとしてしまう。
そうするとうちの犬は
ブタみたいに、ふごふご言ったり
何故かくしゃみをしたりして激怒する。
でも私は、そんな風に怒っていても無視してぎゅっとし続ける。
お母さんに「あんたくるみがかわいそうだからやめな!」
って怒られるまでぎゅっとしている。