2011年5月26日木曜日

帰路

今日の電車内、

目のふちにイボのできたおじさんの、
耳たぶのかたちはこてっちゃんみたいだった。

カップルの女の子は、ずっと男の子を見つめてた。
男の子と目が合うととろける顔をした。

30代くらいな女性が持ってた袋から透けて見えたのは
可愛い字で、はるかちゃんへ、と宛名の書かれた封筒。

大学生の女の子たちは夏休みについてお話している。
声がとても高くて、テケテケと速いテンポで話が進む。

ぼけっと、一人、電車に揺られて、 目を開けたり、つむったりした。
駅から家の道のりでは、蛙の唄を聴いた。

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